第2回NPO法人依存学推進協議会 シンポジウム
「依存学にハマろう!〜依存学研究のいま〜」
日 時: | 2011年3月6日(日曜日)13:00〜16:40 受付開始12:30 |
会 場: |
明治大学 駿河台キャンパス リバティータワー10階 東京都千代田区神田駿河台1-1 |
入場料: | 500円(資料代として) |
プログラム
13:00〜13:10
【ご挨拶】(1103講義室)
江島 義道(依存学推進協議会理事長)
13:10〜13:40
【基調講演】(1103講義室)
モデレーター
船橋 新太郎
(依存学推進協議会監事、京都大学こころの未来研究センター教授)
講演「依存学研究において医学と社会科学をどのように融合させるか」
西村 周三
(依存学推進協議会顧問、国立社会保障・人口問題研究所所長)
船橋 新太郎
(依存学推進協議会監事、京都大学こころの未来研究センター教授)
講演「依存学研究において医学と社会科学をどのように融合させるか」
西村 周三
(依存学推進協議会顧問、国立社会保障・人口問題研究所所長)
13:40〜13:55
【NPO活動報告】
2010年度研究助成事業のご紹介(NPO事務局)(1103講義室)
14:10〜15:20
【分科会 セッションA-1、A-2からお選びください】
セッションA-1 ギャンブル依存(1103講義室)
ファシリテーター
谷岡 一郎(依存学推進協議会理事、大阪商業大学学長)
討論者
美原 融(大阪商業大学アミューズメント産業研究所所長)
中村 努(ワンデーポート施設長)
谷岡 一郎(依存学推進協議会理事、大阪商業大学学長)
討論者
美原 融(大阪商業大学アミューズメント産業研究所所長)
中村 努(ワンデーポート施設長)
セッションA-2 食生活と肥満(1106講義室)
ファシリテーター
後藤 励(依存学推進協議会理事、甲南大学経済学部経済学科准教授)
討論者
西村 周三(依存学推進協議会顧問、国立社会保障・人口問題研究所所長)
海老原 健(京都大学医学部付属病院 探索医療センター准教授)
後藤 励(依存学推進協議会理事、甲南大学経済学部経済学科准教授)
討論者
西村 周三(依存学推進協議会顧問、国立社会保障・人口問題研究所所長)
海老原 健(京都大学医学部付属病院 探索医療センター准教授)
15:30〜16:40
【分科会 セッションB-1、B-2からお選びください】
セッションB-1
ポケモンに夢中〜グローバル化する日本のゲーム文化〜(1103講義室)
ファシリテーター
勝見 博光(依存学推進協議会理事、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員)
討論者
美馬 達哉
(京都大学大学院医学研究科附属高次脳機能総合研究センター准教授)
中道 忠和(大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員)
勝見 博光(依存学推進協議会理事、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員)
討論者
美馬 達哉
(京都大学大学院医学研究科附属高次脳機能総合研究センター准教授)
中道 忠和(大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員)
セッションB-2「依存症患者の脳内で何が起こっているのか(1106講義室)」
ファシリテーター
福山 秀直
(依存学推進協議会理事、京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター長)
討論者
村井 俊哉
(依存学推進協議会理事、京都大学大学院医学研究科 精神医学教授)
澤本 伸克(京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター助教)
福山 秀直
(依存学推進協議会理事、京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター長)
討論者
村井 俊哉
(依存学推進協議会理事、京都大学大学院医学研究科 精神医学教授)
澤本 伸克(京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター助教)
※記載した内容は予告なく変更する場合がございます。
分科会の内容
セッションA-1「ギャンブル依存」(1103講義室)
ギャンブル依存の問題は、薬物・物質によらない依存、いわゆる「プロセス依存」と呼ばれる依存形態の代表的なものです。ただし、その実体はあまり知られていません。今回の分科会では、実際に患者と向き合っている人、海外の法制度などを研究している方々に話題を提供してもらい、議論を進めます。少人数ならではの深いレベルまで話が進めばと期待しています。今回が初の発表になりますが、日本でも分析に耐える大規模データ(JGSS-2010)が収集されたことをお伝えし、そのラフな分析も報告できると考えています。
セッションA-2「食生活と肥満」(1106講義室)
飽食や運動不足が当たり前の現代社会において、肥満は非常に身近な現象と言えます。肥満の生物学的なメカニズムや疾病との関連は徐々にわかってきていますが、食生活と肥満に関する行動科学的な分析は十分ではありません。本セッションでは、肥満をとりまく最新の研究をわかりやすく紹介し、食生活と肥満の関係が今後どのように変化していくかを考えていきます。
セッションB-1「ポケモンに夢中 〜グローバル化する日本のゲーム文化〜」(1103講義室)
ポケモンやマリオなどの日本のキャラクター、ゲーム文化は、今やディズニーを超えて世界中の若年層に熱狂的に受け入れられています。こういった「クールジャパン」、「かわいい」といわれる現象の中で、このセッションではとくにゲーム業界にテーマを絞り、国家間の枠組を超えてグローバルに伝播する熱中性のある「文化」として、考察する試みとしたいと考えています。
セッションB-2「依存症患者の脳内で何が起こっているのか」(1106講義室)
近年の脳科学研究によって、私たちの脳が報酬を感じとり、そしてその報酬を計算処理する仕組みが解明されてきています。通常なら健康的な報酬を呼び起こす脳のシステムの異常が、薬物依存症に代表される物質依存だけでなく、ギャンブル依存症に代表されるプロセス依存にも関わる可能性が指摘されています。このセッションでは、こうした研究の成果をもとに、依存症の病態理解の糸口が得られ、近い将来、新しい治療技術が見いだされる可能性について考えます。